1)新規感染者数の増加にブリーク(ブレーキ)かけるには、ネオンサインを完全消灯するなどして、街全体をわびしく、殺風景にすればよい。そんな所に出かけようという人はいなくなるのだから。⑧bleak(a)---実際この記事を書いていた時(4月末)に、東京都では小池都知事がこれを決めました。(各建物所有者への消灯の協力要請で、実際にはあまり完全な消灯現象にはならなかったようです。)
例文:In March 2020, the outlook in Austin was bleak after the pandemic forced business closures, lockdown orders and the cancellation of South by Southwest, the annual festival that brings in millions of dollars for the city.
2)おしっこ出ると(デリュートゥ)、体内のアルコール分は薄められる。⑨dilute(vt,a)---ダジャレ文が下品なほど記憶に残りやすく感じるのは、その人間自体が下品なせいか。
例文: Before that happens, the water will be diluted so the concentration of contaminants meets global safety levels.
3)ぼ(ほ)っちぼっち、いろんな本からのごちゃ混ぜではない、自分独自の説を打ち立てよ。⑳hodgepodge(米)hotchpotch(英)(n)
例文:American traditions consist of a hodgepodge of customs pulled together from many immigrants.
4)葉っぱはざーっと、やみくもに刈り取ってしまえばいいんだよ。⑪haphazard(a)⑯haphazardly(adv)---ダジャレ文と例文で品詞は違ってます。
例文:Well,OK.And the kanji? Five ways to write Tama seem to be used haphazardly:玉 (brothers and canal),多摩(river), 多磨(train station),and たま(Plaza).
--- この例文はアサヒウィークリーニューズに掲載されていた、れっきとした英文ですが、後半の「たま」については東京の世田谷区の地理・鉄道状況(東急東横線)に通じてないと何のことか不明かと思います。玉ブラザーズは多摩川の河原の野球場所属の草野球チームの名前かと察しますが、それは正確には多摩ブラザーズなのでやや腑に落ちないところは有ります。ま、英文の中でTamaと表記したら何のことかわからない、まさにhaphazard remark ですね。
5)真珠の高騰はバブルに過ぎぬ。パールバブルは明白だ。⑪palpable(a)---パルパボロをパールバブルにしたのは無理な語呂合わせか。(乞う許し)
例文:My friend's excitement was palpable. People whose livelihoods are teleworkable have suddenly found themselves with options.
---上文傍線部に見られるように、名詞+ableは「~可能な」という形容詞になるそうですが、英語学習者がhaphazardlyにこれを駆使したら”妙な言葉を使う奴だ”と思われるのでしょうね。
6)彼は屋台の食品を盗んだ(ストールした)。⑤stall(n)
例文:He stole stall food.
---Is this a pun?(いままでのダジャレパターンとはちょっと変わり、stoleからstallの意味を連想させようという試みでしたが、ちょっとはずしましたか。)この手の日常用語には、英語国圏外の英語学習者は馴染みが薄く、読み物ではよく悩まされます。
7)金無いんで、前途(じぇんと)多難す。⑮indigent(a)
ダジャレ文別案:金無くてもいいんで、(き)じぇんと(毅然と)していれば。
---「金無いんで」の部分、分裂語呂合わせ(ダジャレ文傍線部)につき苦しいですが受任されたし。
例文:The death penalty has been applied disproportionately to people of color, the mentally ill and the indigent.
8)百分率、即ちパーセントの数字とは、それ自体の意味より、何を100にしたのかが重要である。(難易度不明)per se(adv. phrase)
---「パーセント」部分、分裂語呂合わせにつき苦しいですが受任されたし。
---コロナの状況説明で、よく増加率とか陽性率とかでこの数字を見かけますが、100が何であるかの説明が無く、意味が分からないことがままありますね。パーセントの値それ自体に意味がないという事はありませんが---。
以下は随想です。
5/10のTVの情報番組で新規感染者の検査の場合、無症状者に検査することに意味があるかないかで、感染症専門家と番組のコメンテーターの間で大激論が巻き起こりました。通常陽性率は陽性者/有症者での値で、それを陽性者/全員(この場合は陽性率ではなく感染率になる。)でやるべし、がかのコメンテーターの説で、ゲストの感染症専門家と真っ向から対立し司会者が困惑した場面に、私は野次馬として興奮しました。海外ではこんな議論はマスコミ・メディアではどんなでしょうか。とにかく、大の大人たちが、真剣に議論する光景は、はたから見ていて、頼もしくもあり、滑稽でもあり、愉快で、寂しくないものですね。(昔の「朝まで生テレビ」がそうだった。常連だったある出演者は、多摩川で自殺してもういない。考える人間がだんだんいなくなるようで、寂しい限りです。)
さて遅くなりました、例文です。
例文:"What he wanted to be was president," Howell said. "It is not the White House per se that is the draw."(3/28AP通信 ※傍線部は解説によれば「引きつけるもの」の意味)
9)あくまでも悪幣為す極悪非道な加害者たち。⑬heinous(a)
---「悪幣為す」部分、悪幣は悪癖の意味として無理に使いました。しかも分裂語呂合わせにつき、超苦しいダジャレになりましたが受認されたし。
例文:There are some crimes that are so heinous that the perpetrators deserve to be executed.(ダジャレ文は例文の訳文ではありません。)
10)「不正道」はフセイドウでなくプシュウドーと読み、本物ではないという意味である。最近はプがサイレントになりシュウドーで「ニセの、えせ」と言う意味になった。(全くの噓)⑪pseudo(a、prefix)---pはサイレント
---何が何だかわけ分からないダジャレ文になりましたが、pseudo→ローマ字読みでプセウド→不正道→「偽物」→「えせ」と、連想できて日本語の意味が思い浮かぶことを期待して作ったダジャレ文です。こんなまわり道せず、そのまま覚えた方が早いでしょうか。そうだとすると、このブログそのものの存在価値もいぶかしくなっては来ます。度忘れした時何とか思い出す為の最後の手段がこのダジャレ~なることを思い起こしていただき、受忍願えますれば幸いです。
例文:In the United States, the growing anti-vaccination( "anti-vaxxer")movement is based primarily on conspiracy theories and pseudoscience.
おまけ:11)〝バークに任せろ”ってなんだったの、やな仕事にしりごみするとは。⑪balk(vt,vi,n)
---若い方は〝バークに任せろ”は知らないと思います。検索してみてください。尚、この単語の発音はボークに聞こえることもありますが、米語では発音記号がCの左右反転したものはオよりアに聞こえるようです。殊に最近の米語はオアに限らず、母音が非常にあいまいで前後の単語や、音の長短・強弱によって違ってしまいがちですね。例えば、バイデン大統領がmoveを言うとムーヴでなくモーヴに聞こえます。この場合、高齢者の口輪筋の劣化現象とも考えられはしますが、とにかくバイデン大統領の発音はもやもやして聴き取り難い。
例文:The OPEC worried about derailing its plans to revive heavily indebted state oil company Pemex, balked at the production cuts it was asked to make.
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