2021年4月1日木曜日

4月号---Asahi Weekly News とネットサイトから。尚、今回は能書き多し。

 Asahi Weekly News は初級者向きの英字新聞ですが、その中にはWashington Post から引用されたものもあり、難解英単語が出てきます。また、ネットにはVOA やFOXニュースなど、様々なメディアの英文が見られ、珍しい単語が五万と出て来ます。今回は、それらの中からダジャレられたものを取り上げました。

随想
まず随想から、5)の例文のfloorには参りました。(日本語学習者には「参りました」が何の意味か不明か。もしかすると床にお参りに行くと取ってしまうか。)この英語版のpet peeveを下記 5)の例文の下部で取り上げました。では本題です。

本題
1)そこが立ち往生になってるなんぞ、誰も(ス)っとらんど。⑦strand(vt)
例文は下記2)に同じ。

2)邪魔立てしてみい(スタイミイ)、ただじゃ置かんぞ。㉓stymie(vt)
例文:In Memphis, a city where some of the doses are stranded the storm stymied 77-year-old Bill Bayne in his pursuit of his second dose.

3)歳取るとぐるりん(グ)と回るだけでも骨が折れる。⑫grueling(a)---リエゾンしない限り、グはまず発音されない、即ち語尾の子音は英語ではまず聴き取れない。これが英語のリッスニングが難しい所以。
例文:Reading or writing about the mechanism would be grueling.

4)称賛されないと言って怒っちゃダメ、あんさんグッとこらえて、今は影の立役者に甘んじて!⑭unsung(a)--当ブログは来年で出稿10年目になりますが、一度も称賛されたことはありません(涙)。尚、前項のグと同じ理屈で「あんさんグ」のグは通常発音されない。ただ、語呂合わせの関係で「ッと」を付け加えました。
例文:Brakes are indispensable, an important unsung hero in our daily lives.

5)お客がすき家密集すると、腹減って小競り合いが絶えない。(ウソ、---すき家は日本の牛丼チェーン店,ローマ字読みでスキヤに近いのでこのようにダジャレましたが、ここでの発音はスキヤはスカーまたはスㇰワーが近い)⑪skirmish(n,vi)---この手の意味(小競り合い、口論、争い、戦い)の単語は英語にはメチャ多し。欧米の歴史背景(文化?)がうかがわれますね。私の若き日の欧米(の文化への憧れが消滅していったのにも、これ(小競り合い、口論、争い、戦いの単語の多さ)が関係していました。
例文:Move is only latest skirmish in long-running fight about raising federal rage floor.
---ここからはpet peeve です。floorは多義語、ここでの意味は床ではなく、辞書の中の5項目目の意味「最低の」になりfederal rage floorで、連邦最低賃金の意味になる模様、floorの4項目目の意味は「議事席」・「発言(権)」で、You may have the floor .で「発言を許します。」だと、そんなら中学で「床」などと教えるなよ、たくもう。これが英語のいやなところ、何の脈絡もない(詳しく調べればあるのかも知れませんが)様々な異なる意味で使われる単語が多すぎる。日本語は同音でも漢字が異なるので意味は区別できる。(ただし冒頭の「参る」は例外か?)英語の場合も、あえて言えば、語源や接頭接尾語で無意識に判別・類推してはいるか。例えば4)のunsungなら「歌われない」→「謳歌されない」→「称賛されない」などのように。

6)コロナでこんなに衰弱しちゃって、快復した今、とにかくもっとでぶりてーと(太りたいと)思います。⑫debilitate(vt)
例文:新聞記事が紛失したので、某辞書の例文を掲載しました。
Prodigious force is required to propel the 245-pound Texas senior skyward, and that sort of strain and joint load can debilitate over time.

7)非を認める素直さあるなら、勘当せん。⑭candor(n)---発音をカタカナで書くとキャーンド(下線部はワまたはア)が近く、最後のワ(ア)は、有った方が英語の発音に近い。語尾が母音+rになると、最後の音はrの為若干ワ(ア)が聴き取れることになる。(この場合のワまたはアは子音なのですがrは半母音なので聴き取れてしまうことになります。詳しく言うと舌が上の歯茎の近くに浮いた形になるのでワまたはアに聞こえてしまうことになる。したがって、candorの次に母音で始まる単語が続くと、リエゾンして、その母音がaならゥラになる。即ち、例えばcandor on ---ならキャンドラオン→キャンドロンのように聞こえてしまう。実際には、強勢音ではないのでド・ロはともに日本語のようなはっきりしたドロではなく弱い破裂音であり、早口では聴き逃してしまう場合もある。そもそも、米語の前置詞、特に母音で始まる二文字の、at,in,on,upは実際の会話では前後の単語に溶け込んでしまうのでア、イ、オ、アしかほとんど聞き取れない。このあたりが、英語⦅ 殊にイギリス語より米語、しかも7,80年以前のものより最近の米語---昔の米国映画は原語でも聴き取り易かった---また、去年の春あるフランス人と英語で話していて、イギリスの英語--イギリス英語の特徴は何と言っても ’ t ’ サウンドが強い事ですね---は聞き取りやすいが、アメリカ英語は発音がれろれで分かり難いとしみじみ言っていたのを思い出します。⦆の発音がスペルとはかなり異なってしまう所以で現地で良く聴き分析してみないと習得は不可能に近い。これについては2012年の当ブログに詳しく記述したものがあります。日付は忘れましたが「米語の発音はrの音が全て」の記事です。そこでは、私の個人的な説「アイウエオは清音ではなく、ハヒフヘホの濁音である。」を証拠を示しながら解説しました。以上で発音の話終わります、長々と中学生への説法のようで失礼しました。さて今度こそ例文です。
例文:Dr.Fauci said a lack of candor costs  lives.(AP通信 2/7)

8)話し合いというものって、アハーン、(モ)めんと(揉めないで)とにかく続けて行けば必ず納得し合える時はいつかは来るんだね!(難易度不明)aha moment (n)---世界の為政者達よ、粘り強くこれでいってくれたまえ。---

ここからは下記例文から感じ取った随想です。下記例文(上記ダジャレ文とは無関係)は世代ギャップの話題で、他人事ではないのでひとくさり書かせていただきました。
例えば、インスタントカメラなんて知ってる人少ないでしょうね。インスタントカメラは別ヴァージョンで今でも売られてはいるようですが、使い捨てカメラはさすがに無いでしょう。さらに言えば、音楽とは、レコードという樹脂製の円盤の上に鉄の針を載せてラッパ(=ホーン)を通して聴くもので、(ラッパは電気的に音を大きくする機能のないスピーカーで、蓄音機と呼ばれた。)、これは実際に使っていた方は今や少ないでしょう。ジュークボックスならあるいは?これアメリカの物だったのだから。その昔米国旅行した時、喫茶店やスナックには必ずこれがあり、その前で、女はポニーテールにフレアースカウト、男はマンボズボンで身を包みツイストやジルバを踊るのが若者の特権のようで、昔の米国留学生で英会話上達早い人は決まって、ファッションや行動がまるで現地人のようないでたちで、しかもそれを恥じ入ることなく素直に楽しんで出来る方のようでした。完璧な英文、かっこいい言い回しなど考えず、即ち劣っていることを恥とせずブロークンでも中学生の英作文でも何でもいいから、とにかく発信し続けていさえすればいつしかうまくなる、外国語の発信力習得のコツはどうもこのあたりにあるようです。いかがですか外国在住のかたがた。私自身はやや見栄っ張りの為発信型英語、殊に会話はとうの昔にあきらめましたが---。蛇足長くなりました。
では例文です。その前に世代ギャップにつきもう一言。最近の情報番組での話ですが、今の小学生低学年は「おつり」ということばの意味が分からず、算数の問題作りに苦労するとか、はたまた、新入社員に会社の固定電話の扱い方を教えるのが面倒とか、いやはやデジタル化への変遷期は大変なようですね。欧米先進国の状況はいかがでうか。(前期傍線部「せ」は「しょ」のこと、「せ」と書くのはこれこそ世代ギャップではありますね。)  さて次は本当に例文です。

例文:I had an aha moment about the digital divide the other day. I found a teenage boy who was testing away at a blinding speed. It was clear as day(下記参照), the digital gap between this teenager and me. I used boast that I was the fastest typist on a manual typewriter. But this teenager may never even have seen a manual typewriter, nor a fax machine nor a coin-operated dial pay phone. Also, he must get his news online, nor from printed newspaper, and use his smartphone as his camera. Everything has become digital for the younger generations. 
※上記例文のclear as dayは、文の解説によれば、plain as day に同じく明々白々と言う意味だそうですが、このclear as dayは辞書などには出ておらず理解するのに苦労しました。これって、この話者の造語なのか一般語なのかは不明で、plain as dayを知ってさえいればこれもすぐ連想は出来なくはなく、実はこれに似た現象は英語にはいくらでもありそうですね。なお、上記例文は、NHKラジオ英会話の番組の中で活躍している英語ネイティヴと日本人講師(杉田敏氏)の会話文を書き起こしたものが教本に掲載されていた文章です。

9)腹空かしてる奴見ると、誰彼かまわず、食い行くぞって行くおせっかいな輩。㉒quixotic(a)別案:腹空かす子供を見ると誰であれ食い行くぞと行くおせっかい。---字余り部分もありますが5・7・5調にしてみました。(次項目も)例文:Arctic-town in Finland makes quixotic bid for Summer Olympics (ネット新聞の見出し文)

10)氷雨降り、じっとしとれん寒さかな。⑪ frigid(a)例文:The disruption caused by frigid temperatures, snow and ice left the White House scrambling to work with states to make up lost ground even as President Joe Biden was set to visit a Pfizer vaccine manufacturing plant near Kalamazoo, Michigan.(告白:この例文正確に意味を把握できていません。どなたかヘルプ願います。)以上で今月号(4月号)の記事を終了します。暇につきやや冗長になりましたが悪しからず。例によって、当ブログの宣伝のほど宜しくお願い致します。冗長ついでに、最近覚えた単語についてひとくさり、変異型ウィルスの変異はmutantで、ミュータントってどこかで聞き覚えあるなーと思っていたら、カミさん(昭和30年代生まれ)いわく、石森正太郎(後に森章太郎に改名の漫画のキャラクターのモグラだよ、で思い出しました。昔の漫画家というものは例外なく皆賢い人(筆頭は手塚治虫)だったねーで意見が一致しました。真に賢い人とはものごとを真面目腐って言うのでなく、どこか茶化したくなる癖があるようで、漫画家ではありませんが私の敬愛する青島幸雄、大橋巨泉、野末陳平、森田一義皆然りです(皆某有名私立大学しかも中退が多い)。 おわり

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